ウェットスーツを使っていて浸水が気になりだすポイントの一つが股周りです。
見た目にわかるような(穴が空いてしまっている)壊れ方をしている場合はかえって直しやすいのですが、見た目にはわからないのに浸水がある、という現象が起こりやすいのも股周りです。
その原因は股周りはサーフィンの動きで摩耗しやすい(脇も同様)のに加え、波待ちの最中などで体重が乗ることでの摩耗も重なることにあります。
赤い斜線の部分が「股マチ」と言う部分になるのですが、大抵の場合はこの股マチの裏側の繋ぎ目を必要があればボンドで接着しつつ、太めのメルコテープ(熱で圧着させるテープ)で補強することで一先ず応急処置的に浸水を防ぐことができます。
既に購入時からメルコテープで補強されている場合が多いかと思いますが、その場合でも一度メルコテープを剥がし、ボンド接着→再度新しいメルコテープで補強と言う方法が有効です。
それでも浸水が続く場合、生地そのものを交換する方法もあります。
画像はしばらく着用したウェットスーツの股マチの断面です。
わかりにくいですが、上の断面が元々の生地の厚さ、下の断面は潰れて摩耗した腰側の断面です。
特に体重が乗る部分は使用期間が長いほどペラペラに潰れてしまうことがあるので、ここを丸々交換してしまうことで浸水がなくなる可能性があります。
状況やご希望の方法などによって修理料金は変わりますが、目安として
・股マチ裏側の接着&メルコテープ補強 約¥1,500-
・股マチ交換 約¥4,000~¥5,000-
・股マチ&腰も含めて交換 約¥6,000~¥7,000-
くらいの修理料金になるかと思います。
よろしくお願いいたします。
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