◆今や左右非対称のデザインのウェットスーツは珍しくありません。
プロライダーが着ているウェットスーツを見てデザインオーダーされる方もいらっしゃるでしょうし、
メーカーが一つのモデルとして左右非対称のデザインを推している場合もあります。
ファッション的な側面で見れば幅の広がる手法として非常に有効ですが、機能面においては注意していただきたい点があります。
それは、左右非対称なので着心地に違和感を感じる可能性があるということです。 ※感じ方に個人差かなりあります。
◆画像のタッパーの様に、そもそもパーツ自体が左右非対称の場合は非常にわかりやすいかと思います。
左右非対称ということは、すなわち左右のパーツ数や面積に相違があるということになります。
パーツが多いということはそれだけ生地同士のボンドでの接着面、ミシンの縫い目も多くなりますので、
例えば「一つのパーツで構成された右手」と「五つのパーツで構成された左手」の伸縮性は右手>左手となります。
◆また、パーツ自体は左右対称でも、生地の色によって左右の伸縮性に相違が生じる場合もあります。
明るい色よりも、暗く濃い色の方がよく伸びる傾向にあります。
例えば「ブラックのみで構成された右手」と「蛍光イエローのみで構成された左手」の伸縮性は右手>左手となります。
繰り返しになりますが、感じ方には個人差があるということは押さえておいてください。
全く気にならないという方の方が圧倒的に多いかもしれません。
ウェット購入の際の一つの豆知識程度の感覚で、頭の片隅にでも入れておいていただけたら、と思います。
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