ウェットスーツ業界は大小様々な工場やブランドが存在します。
当店ウェットスーツラボはその中でも最小クラスの超地元密着型ですが、逆に最もウェットスーツを多く生産している企業はどこなのか、みなさんはご存じでしょうか?
実はその企業は台湾にあります。
「ウォータースポーツウェアの専門製造メーカー」である台湾のSHEICO社は、台湾・タイ・カンボジア・ベトナムに生産拠点を持ち、1万5千人を超える従業員が年間600万着ものウェットスーツを生産しており、そのシェア率は「世界のウェットスーツ生産量の約7割」とも言われています。
年間600万着ということは、単純計算で1日平均16,000着以上を生産しているということで、ちょっと実感が湧かないくらいの大きな数字ですよね。
日本でもSHEICO社製ウェットスーツは多く、SHEICO社のウェブサイトには多くの有名ブランドがクライアントとして名を連ねています。
既製サイズのウェットスーツで織りネームに「MADE IN THAILAND(タイランド)」などの記載があるものはSHEICO社製である可能性が高いのではないでしょうか。
また、SHEICO社はウェットスーツの生地から自社生産しており、まさにウェットスーツの巨大帝国と言った様相です。
当店ウェットスーツラボの様な小規模のウェットスーツ屋からするともはや別世界な話ですが、唯一気になる点は以前の記事でも少し触れた「フラットシーマというミシンで縫製された海外製のウェットスーツを、フラットシーマの特性を知らずに購入してしまっている人がいる」という点です。
こちらを見ていただき、購入の際の参考にしていただきたいと思います。
ちょっとマニアックなウェットスーツ業界のお話でした。
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