世の中の情勢による材料費の高騰により、この業界も例に漏れず業界全体でウェットスーツの価格が上昇しております。
(ウェットスーツラボは直売のため、何とか価格をキープしております)
こんな状況ですので「今持っているウェットスーツを修理し延命して使い続ける」という選択肢が今まで以上に重要になってきている気がします。
しかし、ウェットスーツの素材は「ネオプレーン」という合成ゴム製品であるため、仮に一切使用していなくても経年劣化によりガタがきてしまいます。
ゴムと言っても
こういうラバー生地がゴムであって、「ジャージ」素材のウェットスーツは別と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、
ウェットスーツの生地の断面を簡単に解説すると、
この様にウェットスーツの生地は合成ゴム素材の両面に薄いジャージ素材を貼り合わせることできています。
その為、「ジャージ」素材のウェットスーツも例外なくしっかり経年劣化します。
ですのでしっかりと修理で直す、というのは年数が経てば経つほど難しくなってきてしまいます。
いつの物かわからない輪ゴムを使おうとしたら簡単にプツンと切れてしまった経験はないでしょうか。
ウェットスーツも同じで、生地を入れ替えるにしても、劣化した生地部分はもちろん、新しい生地と劣化した生地の境目もどうしても脆くなります。
修理で安価で済ませるつもりが、破損が連鎖して思わぬ出費になってしまうこともあり得ますので、特に購入から一定年数経っているウェットスーツの修理に関しては、一度当店へお持ち込みいただき、ご相談いただけましたら幸いです。
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