ウェットスーツの修理のご依頼の中で、特に多いご依頼の一つが膝パッドの修理です。
膝パッドの修理の場合、膝のパーツが独立していないと修理が難しい、もしくは修理料金が高くなる可能性があります。
例えばですが、
↑この様なカッティングで膝が破損した場合、
↑この様に適当に新たなカットを入れて交換するか、
↑この様に足首までの膝パッドが付いているパネルを丸ごと交換する事になります。
写真の様な生地に熱圧着させるタイプの膝パッドは一度生地に熱圧着すると剥がすことはできないので、生地ごと取り替えるという修理方法しか選択肢はないという前提があります。
一方で膝のパーツが独立していれば、
↑この様に膝のパーツを交換するだけで済むので修理がシンプルになります。
写真はパッド用の生地を膝パッドに使用しているタイプですが、熱圧着タイプのパッドでもパーツを交換すればいいのは同様です。
ウェットスーツラボのリペアプライスリストはこの方法が前提なので、膝パッドのパーツが独立していないタイプの場合は修理料金が変わる可能性があります。
ウェットスーツは消耗品ではありますが、修理しながらできるだけ長く保たせることを考えた時、こういう細かいポイントが最終的なコストパフォーマンスに繋がることもあり得ますので、ウェットスーツ購入の際の雑学程度にでもしていただけたら幸いです。
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